シャリ・レッドストーンのナショナル・アミューズメンツ社は、デヴィッド・エリソンのスカイダンス・メディアに対して、パラマウント・グローバルの持株を売却するための暫定合意を結んだと、火曜日に事情に詳しい3人がロイター通信に語った。
このニュースにより、パラマウントの株価はアフターマーケット取引で9%上昇した。
この暫定合意によれば、スカイダンスは17億5千万ドルを支払い、ナショナル・アミューズメンツ社が保有するパラマウントの77%の議決権株式を取得することになる。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、この合意には45日間の「ショッピング期間」が含まれており、その間に他の入札者がオファーを提出することができる。このニュースはウォール・ストリート・ジャーナルが火曜日に最初に報道した。
ナショナル・アミューズメンツ社の買収に興味を示している他の人物には、映画制作者のスティーブン・ポール、シーグラムの後継者であるエドガー・ブロンフマン・ジュニア、IACのバリー・ディラーが含まれる。
潜在的な入札者に関係する情報筋によれば、他の入札者が自らの努力を放棄する可能性は低く、その理由の一部は、彼らがパラマウントの株主やレッドストーン本人に対してより有利なオファーを提示する可能性があるからである。
事情に詳しい2人によれば、ナショナル・アミューズメンツ社はスカイダンスとの取引をパラマウントの取締役会の特別委員会に提出して審査を求めたという。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、新しい取り決めでは、ナショナル・アミューズメンツ社はパラマウントの合併に非レッドストーン株主の多数の承認を必要としないとされており、これは以前の難点であった。
この売却は二段階に分けられた取引の第一部と見なされており、独立系映画スタジオのスカイダンスが、同名の映画スタジオを持つパラマウント、CBSおよびMTV、ニコロデオンなどのケーブルネットワークと合併する予定である。
100年以上の歴史を持つパラマウント映画は、『タイタニック』、『ゴッドファーザー』、『トランスフォーマー』シリーズなどで知られている。スカイダンスは『トップガン：マーヴェリック』や『スター・トレック：イントゥ・ダークネス』などの映画をパラマウントと共同制作したことがある。
