美東時間8月19日、アメリカ前大統領であり共和党の大統領候補であるトランプ氏は、今年11月の選挙で当選した場合、テスラのCEOエロン・マスク氏に内閣メンバーや顧問の役割を提供することを検討する意向を示しました。
もしトランプ氏が政治の狂人とされるならば、マスク氏はテクノロジーの狂人といえるでしょう。二人の間には英雄互いに惺惺とした感情があるようで、互いに支持し称賛し合っています。しかし、この親密な関係は本当にお互いを高め合うためのものなのか、それともそれぞれの利益を追求しているだけなのか。
7月13日、ペンシルベニア州での集会中にトランプ氏が批判を受けた際、マスク氏はすぐに公の場で彼を支持し、トランプ氏を支援するスーパーPACに寄付する意向を示しました。さらにマスク氏は、SNSプラットフォームX上で、全力でトランプ氏を支持し、彼が早急に復活することを望むと表明しました。
マスク氏の支持に対して、トランプ氏は感謝の意を表しました。7月20日、ミシガン州での集会中にトランプ氏は「私はエロン・マスクが大好きです。彼は数日前に私を支持してくれました。彼は本当に素晴らしい人です。3年前にロケットが着陸するのを見ましたが、もしそれを政府が行っていたら、おそらくあと50年から100年はかかっていたでしょう」と述べました。
マスク氏も公然とトランプ氏を称賛してきました。7月22日、バイデン氏が再選に出馬しない可能性についてコメントした際に、マスク氏は「真の権力は古い傀儡を捨て、新しいより操作しやすい傀儡を選ぶでしょう。彼らはトランプ氏を恐れています。なぜなら彼は傀儡ではないからです」と述べました。
8月13日、マスク氏とトランプ氏はXプラットフォーム上でライブ対話を行い、100万人以上が視聴しました。対話の中で、マスク氏は税収が効率的に使われていることを確保するために政府委員会を設立することを提案し、トランプ氏の第2期で連邦支出削減を支援する意向を示しました。この提案にトランプ氏は称賛を表しました。
この二人の「狂人」たちのやりとりは広範な注目を集め、人々は彼らの関係が真の協力によるものなのか、それとも互いの利益を求めた利用関係なのかについて疑問を抱かずにはいられません。