火曜日に、ボリビアのルイス・アルセ大統領はブラジルのベレンで開催されたアマゾンの森林サミットの際に、ブラジルの国有石油企業PetrobrasのCEOと会談しました。ブラジルの最高エネルギー責任者は、ボリビアのリチウムが豊富な塩湖に強い関心を示し、産業規模のプロジェクト投資に目を向けていると述べました。
リチウムは、既知の元素(放射性元素を含む)の中で最も活性化する金属です。電子工業と新エネルギー自動車業界の急速な発展に伴い、中国および他の主要な先進国のリチウムへの需要が急増しています。
中国、チリ、アルゼンチンは世界のリチウムカーボン酸塩の生産能力で3大国ですが、彼らは全世界の需要の90%以上をほぼ満たしています。しかし、これら3国は、ボリビアのウユニ塩湖(Salar de Uyuni)の前では色あせています。アメリカ地質調査局のデータによると、ウユニ塩湖の下には世界のリチウムのほぼ半分があります。リチウム資源が完全に開発されれば、貧しい南米の国ボリビアは、中東の石油大国サウジアラビアに匹敵する富を得ることになります。
アマゾンの森林サミットの焦点は、原油や天然ガス、肥料、そしてエネルギー転換プロジェクトの評価で、「同盟と共同プロジェクトであり、エネルギー転換プロジェクトはリチウムなどの重要なバッテリー金属を含むプロジェクトを指すことがあります。
ボリビアは広大な塩湖で多くのリチウム資源を有していますが、CATLなどの世界の電池巨人との協力はまだ初期段階にあり、この潜在能力を商業規模の生産に転換することはまだありません。
ボリビアのエネルギー大臣フランクリン・モリナは、電気自動車とバッテリー製造への移行に関心を示し、その国の産業化プロジェクトによって奮い立たせられているブラジルの国営石油会社に言及しました。数週間後、天然ガスプロジェクトに焦点を当てたブラジルの国営石油会社の高官団がボリビアに向かいます。
モリナは、ブラジルの国家石油会社がボリビアの天然ガスに投資することに関心を持っており、ブラジルへの天然ガスの輸出の継続のみならず、ブラジルへの天然ガス輸出を増加させるための新しい探査プロジェクトの開発に投資する準備ができていると述べました。天然ガスはボリビアの主要な化石燃料事業です。