南アフリカの人種隔離の終結以来最も激しい選挙の初歩的な結果が木曜日に発表され始めた。投票のピーク時期には、多くの投票所で深夜まで長い行列が続いた。
水曜日に行われた投票は、同国の政治において転換点となる可能性がある。世論調査によれば、アフリカ民族会議(ANC)は30年ぶりに多数党の地位を失う可能性があり、それは一つまたは複数の小党と協力して国を運営しなければならないことを意味する。
1994年の歴史的な選挙以来、アフリカ民族会議はネルソン・マンデラの指導の下、毎回5年ごとの全国選挙で勝利を収めてきた。しかし、失業率の高さ、犯罪の多さ、頻繁な停電、腐敗などの問題への不満が高まり、その支持率は低下している。
有権者は国内の9つの州で州議会の選挙を行い、新しい国家議会を選出し、その後次期大統領を選出する。
今回もアフリカ民族会議が最多の票を得ると見られており、それは指導者で現職大統領のシリル・ラマポーザが引き続き在任する可能性が高いことを示している。
木曜日のグリニッジ標準時0500時点で、選挙委員会は23,000超の投票所のうち1%未満の結果を処理したに過ぎない。
この初歩的な集計によると、アフリカ民族会議の得票率は約54%、最大の野党である民主連盟(DA)が約20%で2位、急進左派の経済自由闘士(EFF)が約8%で3位、元大統領ジェイコブ・ズマの新党「uMkhonto we Sizwe」が約5%で4位に位置している。
分析者たちは、全体の5%の投票所の結果が出揃うと有用な予測ができると述べている。
選挙委員会の委員長は水曜日にヨハネスブルグ北部のミッドランドの結果センターで記者団に対し、投票率は2019年の66%を超える可能性があると述べた。
今年は2700万人以上が登録して投票権を持っている。
法律により、選挙委員会は完全な初歩的結果を発表するまでに7日間の猶予があるが、選挙管理者たちは日曜日までに結果を発表する計画だと述べている。