黄金方面:
昨日(8月13日)夜間、米国労働省が発表した7月PPI年率は2.2%で、予想を下回り、前月の値を大幅に下回りました(食品とエネルギーを除くコアPPI年率も同様)。これはインフレが予想以上に鈍化していることを示しています。7月の弱い雇用データと合わせて、エコノミストはFRBが9月に利下げを開始すると予測していますが、その降下幅はいまだ不確定です。
リッチモンド連銀総裁バルキンは、インフレが低下したとはいえ、商品の価格はすでに消費者が受け入れられないレベルに達していると述べました。これはFRBが利下げに慎重であることを示唆しています。
ニューヨーク連銀の報告によると、7月の1年インフレ期待は前月の3.02%から2.97%に低下し、3年中央値は2.3%に低下しました。今夜、7月のCPIデータが発表されるため、注意が必要です。
技術面:金の強気トレンドは、過去四か月間震荡しつつも安値が上昇しています。今週は上破の可能性が高いです。短期的には、高位での調整が見られるため、回調を待って再び進行することが推奨されます。
原油方面:
国際エネルギー機関(IEA)が発表した報告では、来年の原油需要の成長予測が下方修正されました。報告では、2024年の年間原油需要の成長は1日あたり97万バレルで、前月の予測と一致しています;2025年の原油需要予測は以前の1日98万バレルから95万バレルに下方修正されました。また、今年と来年の世界全体の原油需要はそれぞれ1.031億バレル/日と1.04億バレル/日と予測されています。
月曜(8月12日)に発表されたOPEC月報では、2024年の世界原油需要の成長は1日211万バレル、以前の225万バレルから減少すると予測されています;2025年の世界原油需要の成長は1日178万バレル、IEAの予測より高いものの、同様に需要成長予測が下方修正され、油価上昇には不利な要素となっています。
技術面:原油日足のレンジは収束しており、突破の可能性が高まっています。下方の72ドルのラインには強力なサポートがあります。短期的には、油価が上昇し直接80ドルに達し、前のレンジの高値を突破しました。回調後も再度買い増しが可能で、下方の78.20ドルのサポートに注意が必要です。
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