インド株式市場は火曜日に記録的な高値から大幅に下落し、前日の大部分の上昇を逆転させました。2024年総選挙の初期開票結果が、インド人民党(BJP)の勝利幅が予想を下回ったことを示していたためです。
インド国立証券取引所(Nifty 50)は3.8%下落し、22400ポイントに達し、月曜日に記録した23000ポイント超えの高値から後退しました。インド・ムンバイ証券取引所(BSE Sensex 30)は、インド標準時9:31(グリニッジ標準時00:01)に1.8%下落し、75133.82ポイントとなりました。
週末に発表された出口調査では、2024年総選挙でインド人民党を中心とする全国民主同盟(NDA)は圧倒的な勝利を収めると予測されており、ナレンドラ・モディ首相に3期目の任期をもたらすとされていました。このため、月曜日には両指数ともに3%以上の上昇を見せました。
火曜日の午前中に開票が始まりました。選挙委員会の早期データによると、インド人民党は勝利が期待されていますが、2019年の選挙よりも獲得する議席数は少ない見通しです。
インド標準時午前9時27分(グリニッジ標準時3時57分)現在の初期開票結果によると、発表された311の選挙区のうち、インド人民党はインド下院で153議席を獲得する見込みであり、主要野党であるインド国民会議は61議席を獲得する見通しです。
インド人民党の勝利幅が縮小し、同党が推進する経済改革プラン、特にインフラ整備や製造業投資の増加に対する挑戦が増大しています。
同党の言動がインドの一部少数民族から強い批判を浴びているにもかかわらず、過去10年間、投資家はインド人民党のビジネスに優しい政策を歓迎してきました。