APG PRIMEは2024年4月に正式に稼働を開始した差金決済取引(CFD)ブローカーであり、主に投資家に為替、貴金属、株式、指数などの取引市場の投資取引サービスを提供しています。このブローカーは、世界をリードするCFDブローカーであると主張していますが、実際の運営には多くの不確実性が存在します。
会社基本情報
- ブランド名:APG PRIME
- 会社実体情報:APG PRIME Ltd
- 会社運営所在地:公式サイトに情報なし
- ウェブサイトドメイン:www.apgprime.com
- 公式サイト登録時間:2024年4月29日
- ウェブサイトのキャッチフレーズ:APG PRIME – Everyone’s Preferred CFD Broker
公式サイトの紹介
公式サイトによれば、APG PRIMEは10年以上の市場経験を持つ世界有数のCFDブローカーと称し、1,000以上のCFD商品(為替、指数、商品、株式、USDTS、債券)を提供しています。このプラットフォームはデスクトップとモバイルでの取引をサポートし、タイやアメリカなど複数の国のユーザーに適用されます。
製品とサービス
取引品目
プラットフォームは次の取引品目を提供していますと主張しています:
- 外為(Forex)
為替市場は世界最大の金融市場であり、主要通貨ペアやクロス通貨ペアの取引を提供しています。例として米ドルに対するユーロ(EUR/USD)や英ポンドに対する日本円(GBP/JPY)などがあります。 - 貴金属(Precious Metals)
金(Gold)、銀(Silver)などの貴金属取引をカバーしており、これらは市場の動揺時に特に人気の高い避難資産として見なされます。 - 株式(Stocks)
テスラ(Tesla)、アップル(Apple)など株式の取引を提供し、投資家が企業成長に直接参加する機会を提供します。 - 指数(Indices)
主要経済体や産業の基準を示す市場指数取引を提供します。例えば、S&P 500やナスダック100などです。
アカウントタイプ
プラットフォームはデモアカウントを提供しておらず、3種類の異なるリアル取引アカウントのみを提供しています:
- Centアカウント
- 初期預金:$40
- レバレッジ比率:最大1:1000
- 手数料:なし
- スプレッド:1.5ポイント
- アカウント通貨:米ドル(USD)
- 取引プラットフォーム:MT5
- Standardアカウント
- 初期預金:$40
- レバレッジ比率:最大1:2000
- 手数料:なし
- スプレッド:1.5ポイント
- アカウント通貨:米ドル(USD)
- 取引プラットフォーム:MT5
- Low Spreadアカウント
- 初期預金:$40
- レバレッジ比率:最大1:2000
- 手数料:$6
- スプレッド:0ポイント
- アカウント通貨:米ドル(USD)
- 取引プラットフォーム:MT5
取引プラットフォーム
公式サイトによれば、このブローカーはMetaTrader 5(MT5)取引プラットフォームを提供しているとされています。しかし、MT5プラットフォームでAPG PRIME Ltdが登録されたブローカーとして表示されていないことが確認されています。
出金と入金
公式サイトには、入出金の方法について一切情報が公開されておらず、また費用についても記載がありません。これが資金移動の透明性を大きく損なっています。
代理店ポリシー
公式サイトには、Introducing Broker(IB)ポリシーに関する情報は一切提供されていません。
教育リソース
公式サイトには投資家教育のセクションが設けられておらず、トレーダーのサポートとなる学習リソースが欠けています。
規制情報
APG PRIMEは公式サイトで米国全国先物協会(NFA)の監督を受けていると主張し、NFA ID:0564715を提供しています。しかし、検証したところ、NFAの公式サイトにはこのIDの登録企業は存在しないことが判明しています。これは提供された規制情報に偽りがあることを示しています。
顧客サービスとオンラインでの動向
連絡方法
公式サイトにはオンラインコンタクトフォームとメールアドレスのみが主要な連絡手段として提供されています。
ソーシャルメディア
公式サイトにはFacebook、Twitter、Instagram、Whatsappのアイコンが表示されているものの、これらのソーシャルメディアアカウントは実際には開設されていません。
ウェブサイトのトラフィック
ウェブサイトの分析ツールSemrushとAhrefsのデータによれば、APG PRIMEの月間平均訪問量は0で、ほとんど利用されていないことが示されています。
まとめ
APG PRIMEは情報の透明性が低く、虚偽の規制情報を提供しているCFD取引プラットフォームです。口座開設、取引、規制の各面で多くの疑問点を呈し、顧客への教育支援や資金の安全保障が欠如しています。潜在的な投資家にとって、このプラットフォームを選ぶ際には最大限の注意が必要です。