数百万人がエアコンのない中で極度の暑さに耐えている中、テキサス州南東部の広範囲にわたる停電は致命的な熱帯低気圧ベリルによって引き起こされました。
猛暑は西部アメリカとカナダの多くの地域でも同様に影響を与え、山火事のリスクを高めています。
Poweroutage.usによると、約200万のテキサスの家庭や企業が火曜日の正午には電力供給が失われており、その時点で気温はすでに華氏100度(摂氏38度)を超えていたと国家気象局は報告しています。
「ベリルが過ぎた後、テキサス州南東部の広範囲で電力供給がなく、エアコンがないことが危険な状況を引き起こす可能性があります」と国家気象局は述べています。
熱帯低気圧ベリルは月曜日にテキサスを襲い、高速道路を浸水させ、家屋を破壊し、送電線を破壊しました。『ヒューストンクロニクル』によると、嵐によってテキサスでは7人が亡くなり、その中には倒れた木に押しつぶされた2人も含まれていました。ベリルはテキサス到達前にカリブ海地域でも11人の死亡者を出しています。
火曜日には嵐が後熱帯低気圧に弱まり、中西部を越えて進むにつれてその強度は落ちるものの、依然として暴風雨や竜巻のリスクが続くと国家気象局は述べており、このリスクは水曜日まで続くとしています。