中国のBYD社は木曜日、タイで電気自動車の工場を開設しました。これは同社にとって東南アジア初の工場であり、急速に発展する電気自動車市場でBYDは既に主導的地位を占めています。
BYDのCEO兼社長である王伝福氏は開幕式で「タイは明確な電気自動車のビジョンを持ち、新しい自動車製造時代に突入しています。我々は中国の技術をタイにもたらします」と述べました。
BYDの工場は、中国の電気自動車メーカーがタイに投資した総額14.4億ドルを超える工場建設ブームの一部であり、これらの投資はタイ政府の補助金や税優遇措置によって支えられています。
香港に上場しているBYDの株価は3.2%上昇し、237.60香港ドルに達しました。これは6月13日以来の最大の一日上昇率です。
タイ政府の計画によると、2030年までに国内の年間自動車生産250万台のうち30%を電気自動車に転換する予定です。
タイは地域的な自動車組立および輸出の中心地であり、長い間トヨタ、ホンダ、いすゞなどの日本の自動車メーカーが主導してきました。
タイ投資委員会の事務局長ナリット・テダステラースクディ氏は「BYDはタイを生産拠点として活用し、ASEANやその他多くの国に輸出しています」と述べました。
この工場は2年前に発表され、投資額は4.9億ドル、年間生産能力は15万台の自動車を含むプラグインハイブリッド車です。
タイ東部のラヨーン地区に位置するこの大規模な工場は約1万人の労働者を雇用し、木曜日には一部の労働者が機械を操作し、BYDのDolphinモデルの車体が組立ラインで移動している様子が見られました。