UBSのアナリストは、アジア株式の中で中国株式を最も期待しており、2つの銘柄を注目リストに加えました。インターネット関連株とディフェンシブ株が中国市場への最適な投資ポートフォリオであると考えています。
UBSは中国市場が今年、アジア全体を上回るパフォーマンスを見せると予想しており、MSCI中国指数は高い一桁台のリターンを達成すると見込んでいます。
この証券会社は、防御的な産業(金融、公益事業、エネルギー、通信)と成長型産業(主にインターネット株)に投資する「バーベル」戦略を提案しています。
そのため、UBSは収益の安定した成長と強い利益率を理由に、電子商取引会社の京東を中国注目リストに追加しました。
京東の強いキャッシュフローも、自社株買いの増加の可能性を示唆しており、特に不動産市場に対する最近の刺激策が同社に利益をもたらすと予想されています。
UBSのアナリストは、「私たちの見解の主なリスクは、中国の電子商取引業界の競争激化であり、それが利益率の低下と販売およびマーケティング費用の増加を招く可能性があります」と述べています。
ディフェンシブ株の中では、UBSは中国交通建設公司を中国注目リストに追加しました。
証券会社は、北京が打ち出した不動産とインフラを支援する一連の措置、特に新しいインフラプロジェクトへの支出の増加計画が同社に利益をもたらすと見込んでいます。